悲しみを乗り越えて

晴美
【動物と共に】

私は今30歳で2児の母親です。産まれた時から、動物に囲まれて育ちました。愛情の深さの違いで受けた悲しみに違いがありますが、どの子も私にとって、意味あるものでした。私も管理人さんと同じ様に、人間の子と遊ぶより動物との時間の方が大切で、変な子と言われたりしていました。
いじめられたり、反抗して気持ちを伝えても、いつも一人でした。
20歳の冬に、一番長い時間を共にした猫がエイズで亡くなりました。
その後はどうやって生活していたのか記憶がない程、悲しい毎日でした。精神科へは行っていないけれど、人間としての生活がままならない程でしたから、今思えば病気みたいなものだったと思います。
それから一年が過ぎ、自分のこれからについて、働きもせずに部屋で考えていた所、そんな毎日を送っている今の自分は、他人に養って貰って、悲しい気持ちばかりを訴えるだけで、人間にも動物にも何もしてあげられる事が出来ていない…。
その事実を自分の心と向き合って、受け止めようと思い、少しでもいいから私に何か出来ないかと思い始めました。それから少しずつ、環境や心持ちを変えて行きました。まず、動物について知識を得たい、と動物の看護士になる為に、両親や消費者金融に借金をして、専門学校に通い2年を過ごしました。
資格を取得して動物病院に就職しました。
実行に移す時には、私自身かなりの勇気が必要でした。また私の意見や考えを否定されたり、人間の嫌な部分を見たりする事で傷付いたりするのではないか…。人間と接する事自体、上手く出来ないのだから動物さえ助ける事が出来ないのではないか…。
いつもいつも心の中にありました。
実際は、学校でも就職先で出会う様々な飼い主の方の中には、血統のある動物しか愛せない人や、自分のペットしか愛せない人、動物自体を汚いと考えゴミ袋に詰めて撲殺する人等、予想以上に悲しい事実がたくさんありました。でもここで挫けてしまったら、また前の私に戻ってしまう。
泣いても笑っても時間は過ぎていくのだから、前を向いていこうと思う事の繰り返しでした。
その毎日が、精神を強くしていく要素となったのだと思います。
それから5年間病院で働きながら私自身で体験し周りの人達にも色々な事を教えて頂きました。
人間も動物も命は平等であり、生きる権利は血統の有無に関わらず、奪って良いものではない。
海外でもその考えは、尊重されていました。
傷付けたり悲しませたりする人間が存在するのは良い事ではないけれど、事実だから、解決しなければならない事です。
悲しんでいつまでもそこで立ち止まっていては、解決への道は遠くなるばかり。泣いてもいいから必ず前を向ける様に努力する事が大切だと思います。
それから私は仕事を辞めて、結婚、出産をし、家庭を作りました。
主人は私の考えや気持ちを受け入れてくれて、
お金がなくても悲しい現実に泣いても、胸を張って正しい事は正しいと言える人間になれ、と教えてくれました。
命の大切さや自分以外の人間、動物、植物を愛する気持ちを、私の子供に繋いで残していく事が、今の私のやるべき事です。他人から見たら、たったそれだけの事かもしれないけれど、見えない未来に必ず意味あるものになると信じています。
努力する事を諦めたら、叶わなくなる。結果がなかなか出なくても、精一杯生きようとする姿勢がとても大切なのだと思います。管理人さんの体験談を見て、またひとつ、頑張ろうと思える事が出来ました。ありがとう。読んで下さった方に何か伝われば…と願っています。

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