たくボーの童話集

◆たくボー
【メニュー4】


 そんな時隣の家からおばあさんが出て来ました。僕はそのおばあさんに聞きました。 「ねぇおばあさん、ここにレストランあったよねぇ?」
するとおばあさんはビックリした顔をして「あったよ、そうじゃねぇ〜 もう30年も前にね」「えっ」僕は驚きました。するとおばあさんは「ここにあった店は凄い流行っていたんじゃよ この町でも評判の店じゃったんじゃ、いつも長い列が出来ていてな、無口なオヤジだったが、なんとも懐かしい味を出す店じゃったのぉ〜」
 そう言うと
おばあさんは昔の店の写真を見せてくれました。なんと 僕が昨日行ったあの店
です。「俺の店は、来る者、家族を幸せな気持ちにする料理を食べさせるんだ」
って言っていたそうです。
けど 人の良い店主は友人に騙されて 多額の借金を作ってしまし そして
店をやめる事になった と おばあさんは話してくれました。
「じゃ、おじさんは今どこにいるの?」と僕が聞くと、「さぁ〜、風の噂で聞いたんじゃが、2年ほど前に病気で亡くなったと聞いたんじゃがね〜」

 僕はビックリした。 そしておどろいた。
だって 確かに昨日、そのレストランで食事をしたんだ あれは夢だったんだろうか?
そして家に帰ってお父さん お母さんにその事を話した。 皆、信じられない様子だった。 けど確かにレストラン今はない 
けど、きっとおじさんの想いがあの時だけ僕ら家族に心から幸せになる料理を
食べさせてくれたんだ と 僕は思いました。

「おじさんありがとう」と僕は夜空に光るお星様につぶやいた。
そして またあのレストランで食事が出来る事を信じて 今はお母さんの手料理
を残さず食べている 僕なのでした。

2/27^00:31[編集]
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◆M O K K Y
[30代][男性]
評価:★★★★★

2作品続けて読ませて貰いました(__)

コチラも小さい時分に贅沢とは言えないけど、家族で食べた何気ない食卓の風景がが浮かんでくる作品ですね(~_~)ホロリ(涙)

自分も、「たま〜に」ですが、小さい時に入院してた「病院食」の匂いに反応する時があります(゚o゚;)

モォ〜30年以上経つのに…脳裏に焼き付いた嗅覚ォ恐るべしャ

8/15^03:33[編集]
◆たくボー

ごまおさんコメントありがとうです。 今回は結構暖かい話になりました。 そんか風に感じていただいて嬉しいです、 次回作もお楽しみに

3/12^23:22[編集]
◆ごまお

子供たちばかりでなく大人も忘れかけていた大事な感覚を思い出させてくれるような作品だと思いました。たくぼーの温かみのある感性がにじみ出ているような気がしますね。ありがとう。

3/9^13:35[編集]
◆たくボー

しょうちゃん ありがとう 読んでくれて嬉しいですよ 今回の作品はちょっと自信がありました。 心に残る
作品を3作目も作りたいと思います。 又 見てね

3/8^22:32[編集]
◆しょーちゃん

俺はこんな感じのあったかい話好きですよフ

たくぼーの人の良さがにじみ出てる感じがしますホ、そして今はいないおばあちゃんが作ってくれた料理を思い出しちゃいましたォ

次の話も期待してます

3/7^01:38[編集]
◆たくボー

c1266さん コメントありうがとうです。そんな落ちも考えていたんですが、 やっぱり 
普通の内容にして見ました。 童話なんで 落ちがあるより感動の方が良いと思ってこんな結末になりました。 読んでもらってありがとうございました。

3/4^11:46[編集]
◆c1266
[男性]

ラストは西岸良平の劇画みたいにタヌキが出てくるのかと思いました(笑)
好き嫌いの多い子供に聞かせるにはいい童話だと思います。

3/4^09:46[編集]

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