◆たくボー 【翔太の不思議なマント １】 ある村に翔太と言う心優しい少年がいました。 翔太は幼い頃に父親を亡くしてから 母一人子一人で生活していました。 翔太の母は病弱で心優しい翔太は母の世話をしながら仕事もして生活していました。 そんなある日 いつものように険しい山道を通って買い物に行った帰りの事でした。 沢山の荷物を持った翔太が道に倒れている、おじいさんに気づきました。 見てみぬふりの出来ない翔太はおじいさんに声をかけました。 「おじいさん、どうしたの？具合が悪いの？」するとおじいさんは「お腹が減って 動けないんじゃ もう一週間も何も食べていないんじゃよ」 と言いました。それを聞いた翔太は大きな荷物を下ろし、その中から買って来た ばかりの食べ物をおじいさんに差し出しました。 するとおじいさんは、無我夢中で食べ始めました。 それを見ていた翔太は ホッとしました。 翔太はおじいさんに「もう 大丈夫だね それじゃ」と言い帰ろうとしました。 すると おじいさんは「まって 待っておくれ」と言いました。 翔太は「おじいさん ごめんね 残りの食べ物は家で待っているお母さんの食べる分なんだ」と言うと おじいさんは「違うんじゃ」と言いながら持っていたバックの中から少し汚い マントを取り出しました。 「世話になったお礼にこのマントを君にあげよう」「そのマントを」翔太が言うと 「そうじゃよ このマントは動物と話が出来るマントなんじゃ 心の優しい君にあげよう」 と 言うと おじいさんは山の中へ帰って行きました。 翔太はおじいさんに言う事を信じませんでしたが、折角もらったマントなので そのマントを家に持って帰りました。 翔太はマントを部屋の隅に置き 首を長くして待っていたお母さんの世話をして その日は寝ました 7/3022:53[編集] [ﾚｽをする] [最新順][古い順] ﾚｽはありません ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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