たくボーの童話集

◆たくボー
【翔太の不思議なマント 2】

数日後翔太は忘れていたマントを手にとり「そう言えばあのおじいさんが言っていたなぁ、動物と話せるって」
翔太はそのマントをはおり、家の近くに居た野良犬に話しかけてみました。
「おい、僕の話が解るかい?」すると犬はキョトンとした顔で僕を見ました。 もう一度
「おい、話が解る?」犬は黙ったままです。 翔太はガッカリした様子で「やっぱり騙されたんだ」そう言って帰ろうとすると、「おい、そこの少年」と、どこから声がしてきました。 辺りを見ても誰もいません。不思議に思いながらも翔太は帰り始めました。
するとまた、「ちょっと待て、そこの少年よ」 また声がしたのです。
翔太はもしかしてと 先ほど話しかけた犬を見ました。

すると「お前、犬の言葉が解るのか?」と犬が言いました。
翔太がビックリしていると「君に言ったんだよ、翔太君」と言った言葉に翔太はうなずきました。

翔太は「あのおじいさん言った事は本当だったんだ」そう言うと犬に近づき「本当に僕の言葉が解るの?」「ああ、解るよ」と、犬が答えました。
すると犬が「喉が乾いていいるんだが、水を飲ませてほしいんじゃが」
「そっかぁ、解った今持って来るね」と 翔太は家から水を持って来て犬に飲ませました。
すると犬は「世話になったお礼に良い事を教えてやろう そのマントは犬以外にも色々な動物と話が出来るだよ、だから、いろんな動物と話してごらん きっと楽しい事が沢山待っている事だろう」と言うと犬はどこかえ消えていきました。

翔太はマントを持って町に行きました。町には犬の他 猫 牛 豚 馬 鳥 など沢山の動物がいました。 そして お侍さんが茶屋で休んでいる間に乗っていた馬に話かけました。
「お馬さん、お馬さんお疲れ様」すると馬はビックリした顔で翔太を見ました。
「お前 俺と話せるのか? ならちょうどいい、喉が乾いているので、水を飲ませてくれないか?」そう馬が言うと翔太は「わかった」と水を持って来て馬に飲ませました。
すると、「話は出来るなら話し相手になってくれ」と馬が言いました。翔太は馬と楽しい話や、苦労した事など聞いてあげました。  すると 翔太は「そうだ、いろいろな動物の話を聞いてあげよう」そう言うと翔太は町中の動物達と話をしました。



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